身寄りが少ない方の生前整理|一人暮らしの高齢者が準備しておくこと
子どもがいない、親族が遠方にいる、頼れる人が近くにいない——そうした状況で「自分に何かあったとき、この家の物はどうなるのだろう」と考える方が増えています。身寄りが少ない場合、家族がいる場合以上に、自分の意思をあらかじめ形にしておくことが大切になります。この記事では、一人暮らしの方が生前整理として準備しておきたいことを整理します。
最初にやること:連絡先を1枚にまとめる
もっとも優先度が高く、もっとも手軽にできるのがこれです。次の情報を1枚の紙にまとめ、家の中の分かりやすい場所(冷蔵庫の扉、電話のそばなど)に貼っておきます。
- 緊急時に連絡してほしい人の氏名・続柄・電話番号(複数)
- かかりつけ医、服用中の薬、アレルギー
- 加入している健康保険と介護保険の情報
- 賃貸の場合、管理会社・大家の連絡先
- ペットがいる場合、その世話を頼める人
倒れて救急搬送されたとき、この1枚があるかどうかで、その後の対応がまったく変わります。財産の話より先に、これを作ってください。
重要書類と資産の一覧をつくる
次に、財産と契約の全体像を1冊にまとめます。エンディングノートを使うのが分かりやすいですが、大学ノートでも構いません。
- 取引のある金融機関(銀行名・支店名。口座番号まで書く場合は保管場所に注意してください)
- 加入している保険(会社名、証券番号、受取人)
- 不動産(所在地、権利書の保管場所)
- 年金の種類と受給状況
- 借入金、ローン、保証人になっているもの
- 通帳、印鑑、権利書、マイナンバーカードの保管場所
- 契約中のサービス(携帯電話、インターネット、新聞、サブスクリプション、定期購入)
とくに見落とされやすいのが、最後の項目です。契約者本人が亡くなると、解約手続きをする人がいないまま料金が発生し続けることになります。契約の一覧があるだけで、対応する人の負担が大きく変わります。
死後の手続きを誰に頼むかを決めておく
身寄りがない、または親族に頼みにくい場合、次のような制度があります。いずれも専門家(弁護士、司法書士、行政書士など)や法人と契約する形になります。
【死後事務委任契約】亡くなった後の手続き——葬儀、火葬、役所への届出、住まいの片付け、契約の解約など——を、生前に依頼しておく契約です。相続とは別の枠組みで、財産の分け方を決めるものではありません。
【任意後見契約】判断能力が低下したときに備えて、財産管理や生活の手配を任せる人をあらかじめ決めておく契約です。公正証書で結びます。
【遺言書】財産を誰に渡すかを決めるものです。法定相続人がいない場合、遺言がなければ財産は最終的に国庫に帰属します。世話になった方や団体に渡したい意思がある場合は、遺言書が必要になります。公正証書遺言が確実です。
これらは費用がかかり、内容も個々の事情によって変わります。市区町村の福祉窓口、社会福祉協議会、地域包括支援センターでも相談を受け付けていますので、まずはそこから始めるのが現実的です。
家財は「量を減らす」ことが最大の準備
制度の準備と並行して、実際にできるのが物を減らすことです。
身寄りが少ない場合、残された家財の片付けは、遠方の親族か、賃貸であれば管理会社、あるいは自治体が対応することになります。物が少ないほど、その負担も費用も小さくなります。
進め方の目安は次のとおりです。
- 使っていない大型家具・家電から:使っていない部屋のタンス、壊れた家電、動かない自転車など、判断に迷わないものから始めます
- 次に、量の多いもの:衣類、本、食器。「1年使わなかった物」を基準にすると判断しやすくなります
- 思い出の品は最後:写真は残す、と決めてしまって構いません。かさばるものはデジタル化する方法もあります
- 残す物には行き先を書いておく:「これは◯◯さんへ」と書いた付箋を貼っておくだけでも、意思は伝わります
一度に全部やろうとすると続きません。1日1か所、1週間に1回でも構いませんので、少しずつ進めるのが結果的に早道です。
体力に不安があるときは業者を使う
高いところの物を下ろす、重い家具を動かす、大量の物を運び出す——こうした作業は、無理をすると事故につながります。
縁天堂では、お部屋の一部だけ、家具1点だけといったご依頼も承っています。積み放題パックは軽トラック1/4程度で5,000円〜(税抜)から、単品でもタンス2,000円〜、ベッド3,000円〜(いずれも税抜)でお引き取りできます。
また、買取できる品物があった場合は、その金額を作業費用から差し引きます。値が付かない品も無償でお引き取りしますので、査定だけのご相談でも構いません。
お見積り、出張費、お見積り後のキャンセル料はいただきません。「まだ決めていないが話だけ聞きたい」という段階でも、遠慮なくご連絡ください。
片付けのご相談は縁天堂へ
縁天堂(株式会社グロウデイズ)は、東京都葛飾区を拠点に不用品回収・遺品整理・生前整理を行っています。お見積り・出張費・お見積り後のキャンセル料はいただきません。お見積りでご提示した金額から、作業後に追加請求することもありません。
古物商許可(東京都公安委員会 第307732216161号)を取得しており、買取できる品があった場合はその金額を作業費用から差し引きます。
ご相談はお電話(0120-438-498/通話無料・受付9:00〜18:00)、LINE(友だち追加はこちら/写真を送っていただければその日のうちに概算をお返しします)、お問い合わせフォームからどうぞ。