着物・帯の整理と処分|買取できる着物と処分する着物の見分け方
桐のタンスを開けると、たとう紙に包まれた着物や帯がぎっしり。母や祖母から受け継いだ物、嫁入り道具として仕立てた物など、思い入れのある品ほど処分に迷います。一方で、着る人がいないまま何年も置いておくと、シミやカビが広がって価値が下がってしまうこともあります。この記事では、着物・帯を整理するときに、買取に出せる物と処分する物をどう見分けるかを紹介します。
着物の買取について先に知っておきたいこと
着物の整理で迷うのは、価値が分かりにくいことと、思い入れが強いことの2つです。どちらも、一度に全部を決めようとすると手が止まります。まずは枚数を数え、形見として残す物、売る候補、処分する物の3つに分けるところから始めましょう。
最初に正直にお伝えすると、着物は仕立てたときの値段に比べて、買取の金額はかなり低くなるのが一般的です。何十万円で仕立てた訪問着でも、そのままの値段で売れることはまずありません。着物は一人ひとりの体に合わせて仕立てる物なので、次に着る人が限られるためです。
そのうえで、状態がよく、条件のそろった着物には値がつきます。「高く売る」より「値がつく物とつかない物を分け、納得して手放す」と考えると、整理が進めやすくなります。
値がつきやすい着物・帯の特徴
- 正絹(絹100%)であること:たとう紙や反物の端の表示、仕立てたときの記録で分かることがあります
- 証紙が残っている物:大島紬や結城紬などの産地の織物には、産地や組合を示す証紙が付いています。証紙は着物と一緒に大切に保管してください
- 作家物・有名な工房の物:落款(作者の印)が入っている物、作家名が分かる物
- 訪問着・付け下げ・色無地など、着る場面が多い物
- 袋帯・名古屋帯で、柄がきれいに残っている物
- 身丈や裄(袖の長さ)が長めの物:今の方の体格に合わせやすく、評価されやすくなります
- シミ・カビ・におい・虫食いがない物
着物の種類が分からない場合でも、査定に出せば見てもらえます。ご自分で判断しようとして、価値のある物を値がつかない側に入れてしまうことのほうがもったいないので、迷う物はまとめて査定を受けるのがおすすめです。
値がつきにくい着物・帯
次のような物は、値がつかないか、ついてもわずかなことが多いです。
- ウールやポリエステルなどの化学繊維の着物
- 喪服(黒の紋付)や、家紋が入った留袖
- 長襦袢、肌着、使い込んだ浴衣
- シミやカビ、黄ばみ、強いにおいがある物
- 寸法が小さい物や、仕立て直しが必要な物
ただし、帯締めや帯揚げ、かんざし、帯留めなどの和装小物は、まとめて査定すると値がつくことがあります。着物の価値が分からないまま処分してしまわないよう、捨てる前に一度査定を受けておくと安心です。
帯は、着物よりも柄や織りの良し悪しが分かりやすく、状態がよければ評価されることがあります。着物と帯は別々に見てもらうのではなく、一緒に査定に出すと、組み合わせとして見てもらえる場合もあります。
売る前・処分する前にしておくこと
- たとう紙や証紙、箱を捨てない:着物の素性を示す大切な手がかりです
- 無理に洗ったりクリーニングに出したりしない:費用をかけても、その分が買取額に上乗せされるとは限りません
- 袖やたもとの中を確認する:冠婚葬祭のときのお金やお守り、手紙が残っていることがあります
- 形見として残す物を先に選ぶ:家族で1枚ずつ選ぶ、帯を小物に作り替えるなど、全部を手放さない方法もあります
タンスから出したらまず状態を見る
着物は、しまったまま長い年月がたつと、湿気でカビが生えたり、黄ばみやシミが浮き出たりします。たとう紙が茶色く変色していたら、中の着物も湿気を吸っているかもしれません。整理を始めたら、まず1枚ずつ広げて、次の点を見ていきます。
- 白い粉のような点や、黒っぽい斑点(カビ)がないか
- 衿や袖口、裾に汚れや黄ばみがないか
- においが強くないか(防虫剤のにおいは問題ありません)
- 虫食いの穴がないか
すぐに売るか決められない場合でも、晴れて乾いた日に風を通し、新しいたとう紙に包み直すだけで、傷みが進むのを抑えられます。
桐のタンスごと手放す場合は、引き出しの奥や底板の下に、着物の小物や書類が残っていないかも確かめてください。
値がつかなかった着物の処分方法
着物の生地は丈夫で美しいため、手芸の材料として使いたいという方もいます。ご家族や知人に和裁や手芸をする方がいれば、譲れるか聞いてみるのもよいでしょう。
値がつかなかった着物は、自治体の可燃ごみや古布の回収に出すことができます。出し方はお住まいの自治体のホームページで確認してください。思い入れがあってそのまま捨てるのはしのびない場合は、お焚き上げなどの供養に出す方法もあります。
供養を頼む場合も、着物そのものではなく、気持ちの区切りをつけるためのものと考えれば、全部ではなく思い入れの強い数枚だけをお願いする形でもかまいません。
縁天堂では、古物商許可(東京都公安委員会 第307732216161号)にもとづいて着物や帯、和装小物の買取を行い、値がついた分は作業費用から差し引きます。値がつかなかった物の回収や供養のご相談、桐タンスなどの家具の運び出しもあわせて承りますので、まずはお見積りでお声がけください。
片付けのご相談は縁天堂へ
縁天堂(株式会社グロウデイズ)は、東京都葛飾区を拠点に不用品回収・遺品整理・生前整理を行っています。お見積り・出張費・お見積り後のキャンセル料はいただきません。お見積りでご提示した金額から、作業後に追加請求することもありません。
古物商許可(東京都公安委員会 第307732216161号)を取得しており、買取できる品があった場合はその金額を作業費用から差し引きます。
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