実家じまいの流れと費用|売却・解体の前にやる片付けの順番
親御さんが施設に入られた、あるいは亡くなられて、実家に誰も住まなくなる——このとき多くのご家庭が直面するのが「実家じまい」です。売却するか、賃貸に出すか、解体するか。どの道を選ぶにしても、必ず先に必要になるのが家財の片付けです。この記事では、実家じまいの全体の流れと、それぞれの段階で決めるべきこと、費用の目安を整理します。
実家じまいの全体の流れ
順序を間違えると、二度手間や余計な費用が発生します。大きくは次の流れになります。
- 名義と権利関係を確認する:登記簿で所有者を確認します。故人名義のままでは売却できません
- 相続人を確定し、方針を決める:売却・賃貸・解体・誰かが住む、のどれにするかを相続人全員で共有します
- 相続登記を行う:2024年4月から相続登記は義務化されており、原則として取得を知った日から3年以内の申請が必要です
- 残す物を持ち出す:写真、位牌、思い出の品、重要書類など
- 買取に出せる物を査定する:家具、骨董品、貴金属など。片付けの前に行います
- 家財を処分する:ここが遺品整理・不用品回収の工程です
- ハウスクリーニング・簡易補修:売却する場合、印象が価格に影響します
- 売却または解体:不動産会社、解体業者へ依頼します
- 各種の停止手続き:電気、ガス、水道、火災保険、固定資産税の届出など
よくある失敗が、5と6の順序を逆にしてしまうことです。片付けを先に済ませてしまうと、価値のある物が処分されてしまいます。査定は片付けの前に行ってください。
売却・賃貸・解体で片付け方が変わる
同じ「家財の片付け」でも、その後の使い道によって、どこまでやるかが変わります。
【売却する場合】室内を空にするのが基本です。買主が決まってから引き渡しまでの期間は限られるため、逆算した日程で片付けます。なお、古家付き土地として売る場合は、家財だけ出せば十分なこともあります。不動産会社に「どこまで空にする必要があるか」を確認してから作業範囲を決めると、無駄がありません。
【賃貸に出す場合】設備の状態が重要になります。エアコン、給湯器、水回りが使えるかを確認し、残す設備と撤去する設備を分けます。
【解体する場合】建物ごと壊すため、内部の家財を細かく分別する必要はないと思われがちですが、実際には別です。解体業者の見積りは「家財が残っていない状態」を前提としていることが多く、残置物があると別途費用として上乗せされます。多くの場合、先に不用品回収で家財を出したほうが総額は安く済みます。
片付けにかかる費用の目安
縁天堂の間取りごとの料金(遺品整理・生前整理)は次のとおりです。
- 1K(〜20㎡程度):39,000円〜
- 1LDK(30〜45㎡程度):79,000円〜
- 2LDK(50〜70㎡程度):99,000円〜
- 3LDK(70〜90㎡程度):189,000円〜
- 4LDK以上(90㎡以上):279,000円〜
一軒家の場合、居室だけでなく、押し入れ、納戸、物置、庭、車庫の中身も対象になります。長年住まわれた家では、居室より倉庫や物置のほうが物量が多いこともありますので、お見積りの際は必ず全部屋と屋外部分を見せていただいています。
費用を抑えるポイントは2つです。1つは、ご家族で仕分けできる範囲を先に済ませておくこと。もう1つは、買取できる品物を活かすことです。当社の実績では、江戸川区の4DKで作業代金550,000円のところ、カメラ・レンズ・オーディオ等の買取239,400円と紹介割引を差し引き、お支払いが300,000円になったご依頼があります。
空き家のまま放置するリスク
「決めきれないから、しばらくそのままに」という選択には、次のような負担が伴います。
- 固定資産税がかかり続ける:住んでいなくても課税されます
- 管理放棄と判断されると税負担が増える可能性がある:管理が不十分な特定空家等・管理不全空家等に指定されると、住宅用地の特例が外れ、固定資産税が大きく上がる場合があります
- 建物の傷みが早まる:換気されない家は湿気で急速に劣化します
- 害虫・害獣、不法投棄:庭木の越境や害虫の発生は、近隣トラブルの原因になります
- 片付け費用が増える:湿気による家具のカビ、虫の発生で、作業の手間が増えます
実際、数年放置された家では、押し入れの寝具にカビが広がり、畳が抜けている状態になっていることがあります。早く手をつけるほど費用も労力も軽く済むのが、この分野の原則です。
まず何から始めるか
方針が決まっていない段階でも、次の2つは先に進められます。
1つは、家の中の物量を把握することです。写真を数枚撮っておくだけでも、業者に相談したときに話が早く進みます。もう1つは、重要書類と思い出の品を先に持ち出しておくことです。これらは後から探すのが難しく、誤って処分されると取り返しがつきません。
縁天堂では、「まだ売るか決めていない」という段階からのご相談も承っています。お見積りと出張費は無料で、お断りいただいて構いません。
片付けのご相談は縁天堂へ
縁天堂(株式会社グロウデイズ)は、東京都葛飾区を拠点に不用品回収・遺品整理・生前整理を行っています。お見積り・出張費・お見積り後のキャンセル料はいただきません。お見積りでご提示した金額から、作業後に追加請求することもありません。
古物商許可(東京都公安委員会 第307732216161号)を取得しており、買取できる品があった場合はその金額を作業費用から差し引きます。
ご相談はお電話(0120-438-498/通話無料・受付9:00〜18:00)、LINE(友だち追加はこちら/写真を送っていただければその日のうちに概算をお返しします)、お問い合わせフォームからどうぞ。