消火器の処分方法|回収業者が引き取れない理由とリサイクル窓口の探し方
実家や空き家の片付けをしていると、台所や廊下の隅から古い消火器が出てくることがよくあります。いざ捨てようとすると、自治体のごみの日には出せず、片付けを頼んだ業者にも「消火器は引き取れません」と言われて困った、という声をよく聞きます。この記事では、消火器がふつうのごみや回収業者で扱えない理由と、処分するための正しい窓口の探し方を説明します。
消火器がふつうのごみに出せない理由
消火器の中には、火を消すための薬剤と、それを勢いよく出すための圧力が入っています。古くなって容器がさびていると、ぶつけたり押しつぶしたりした拍子に破裂するおそれがあります。ごみ収集車や処分場の機械でつぶされると事故につながるため、多くの自治体では消火器を家庭ごみとして収集していません。
同じ理由で、私たちのような不用品回収業者のトラックにも積むことができません。ほかの荷物と一緒に運ぶと、荷崩れの衝撃で破損するおそれがあり、さらに業者が預かっても処分できる先がないためです。「何でも回収します」とうたう業者が引き取った消火器が、不法投棄されてしまう例もあります。
古い消火器を見つけたら確認すること
処分の窓口に連絡する前に、手元の消火器について次の点を見ておくと、話が早く進みます。
- 本数と大きさ:家庭用の小さな物か、店舗や事務所で使う大きな物か。空き家や古い店舗では、何本も出てくることがあります
- 使用期限や製造年:本体のラベルに書かれています。期限を過ぎた物は、使えるように見えても交換をおすすめします
- リサイクルシールの有無:本体に貼られているかを確認します
- 容器の状態:さび、へこみ、腐食がないか。写真を撮っておくと窓口に伝えやすくなります
使用期限が近い消火器を交換する場合は、新しい消火器を買うお店で古い物を引き取ってもらえるか確認するのが、いちばん手間のかからない方法です。
消火器はリサイクルの仕組みで処分する
家庭用・業務用の消火器には、メーカーが共同で運営しているリサイクルの仕組みがあります。窓口になっているのは主に次のところです。
- 特定窓口:消火器を販売している防災設備の会社や販売店などです。持ち込むか、引き取りに来てもらいます
- 指定引取場所:メーカーの営業所や物流の拠点などで、持ち込みで受け付けています
- 郵送での回収:申し込むと送り状が届き、郵便で送って処分できる仕組みもあります
近くの窓口や郵送回収の申し込み方法は、「消火器リサイクル推進センター」のホームページで調べられます。お住まいの地域名で窓口を検索できるので、まずはそこを見てください。
窓口が近くにない場合や、重くて運べない場合は、窓口に引き取りに来てもらえるか相談するか、郵送での回収を使うと家から出さずに済みます。郵送回収は、申し込みから送り状が届くまでに日数がかかることがあるので、片付けの予定が決まっているときは早めに手続きをしてください。
費用とリサイクルシール
消火器の処分には、リサイクルシールの代金と、窓口によっては運搬や保管の費用がかかります。最近の消火器には、購入したときの価格にリサイクルの費用が含まれていて、本体にリサイクルシールが貼られています。シールが付いていない古い消火器は、窓口でシールを購入してから処分します。
費用の金額は窓口や本数によって違うため、ここでは断定しません。引き取りを頼む前に、総額でいくらかかるかを窓口に確認してください。お住まいの自治体によっては、消火器の処分についてホームページで案内していることもあります。
出す前に気をつけること
- さびやへこみのある消火器は動かしすぎない:特に底がさびて膨らんでいるものは、運ぶときにも注意が必要です。窓口に状態を伝え、どう運べばよいか相談してください
- 中身を出して空にしようとしない:自分で噴射させると、粉が部屋中に広がり、吸い込むおそれもあります
- レバーの安全ピンを外さない:誤って中身が出るのを防いでいる部品です
- 訪問での強引な交換に注意する:「消防署の方から来ました」などと言って、高い金額で消火器を売りつける訪問販売が以前から問題になっています。消防署が家庭に消火器を売りに来ることはありません
消火器と同じように、ふつうのごみや回収業者で扱えない物はほかにもあります。灯油やガソリン、ペンキや塗料、農薬、ガスボンベなどは、自治体の決まりや販売店の引き取りで処分します。片付けの前に家じゅうを見て回り、こうした物を1か所にまとめておくと安全です。
片付けのときは消火器だけ先に分けておく
実家や空き家の片付けを業者に頼むときは、消火器があることを見積りの段階で伝えてください。ほかの不用品と一緒に運び出すことはできないため、先に窓口へ処分を申し込むか、作業の日までに家の一角へ分けておくとスムーズです。
縁天堂も、消火器のほか、灯油や塗料などはトラックに積むことができません。こうした品が残っている場合は、窓口の調べ方をお伝えしたうえで、それ以外の家具や家電、日用品の回収・片付けを承っています。お見積りは無料ですので、写真をLINEで送っていただければ、何が回収できて何が回収できないかもあわせてお返事します。
片付けのご相談は縁天堂へ
縁天堂(株式会社グロウデイズ)は、東京都葛飾区を拠点に不用品回収・遺品整理・生前整理を行っています。お見積り・出張費・お見積り後のキャンセル料はいただきません。お見積りでご提示した金額から、作業後に追加請求することもありません。
古物商許可(東京都公安委員会 第307732216161号)を取得しており、買取できる品があった場合はその金額を作業費用から差し引きます。
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